2016/04/03

依然下がらぬ放射線量 除染へ倒壊家屋を急ピッチで解体 原発事故5年福島は今 札学院大・川原教授報告

2016年4月3日 北海道新聞
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/sapporo/1-0254937.html

2011年の東京電力福島第1原発事故で被災した福島県の人たちを支援するイベントが2日、札幌市中央区の札幌駅前通地下歩行空間で開かれた。原発周辺を3月に視察した札幌学院大の川原茂雄教授(教育学)が現地の様子を報告した。

札幌のNPO法人「福島の子どもたちを守る会・北海道」などでつくる実行委員会が開いた。川原教授は13年から福島県を毎年訪れ、放射能汚染エリアの変化を調査している。今年は震災からちょうど5年となった3月11日、同県海岸部を南北に貫く国道6号を縦断。住民避難により人が消えた街並みや除染作業の様子を写真に収め、紹介した。

原発事故の被害を受けた福島県富岡町の写真を紹介する川原教授。
歩道橋に「富岡は負けん!」との横断幕が掲げられていたという

川原教授は、昨年の訪問時との違いについて「津波で倒壊したまま放置されていた住宅や商店街が、除染のため急ピッチで解体されていた」と説明。福島第1原発周辺では札幌市内の100倍以上に上る放射線量を計測し「車の窓を開けられない状況だ」と語った。

会場には約100人が訪れ、札幌市清田区の墓田芳子さん(69)は「原発事故を再認識する機会になった。人ごとでなく福島と向き合っていきたい」と話していた。(石川泰士)

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