2016/04/12

全て基準値下回る 福島県産の野菜・果実、放射性物質検査

2016年4月12日福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160412-065321.php

県は11日、2015(平成27)年度に実施した農林水産物の放射性物質検査で、県産の野菜・果実の全てが食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回ったと発表した。13、14年度に続き3年連続。水産物や山菜・キノコで基準値を超えた件数も大幅に減り、基準値超は計18件(前年度比95件減)だった。県は「生産者の地道な努力が実り(基準値超が)着実に減っている」として、県産農林水産物の安全性を引き続き発信していく。

野菜・果実は4585件全てで基準値超ゼロを維持した。このほか、原乳(413件)、肉類(3969件)、鶏卵(144件)、その他(樹実類など)も全て基準値を下回った。

水産物で基準値を上回ったのは9215件のうち7件(前年度比68件減)、山菜・キノコは1562件のうち7件(同18件減)。このうち、基準値を超えた水産物の最高値はヤマメで1キロ当たり180ベクレルだった。出荷制限がかかる範囲は品目によって異なり、検査で基準値を超えた品目は市場に流通していない。

検査した全ての農林水産物のうち、基準値超の検体が占める割合は11年度が3.4%、12年度が1.8%、13年度が1.4%、14年度が0.4%、15年度は0.1%と減少。県は「除染の進捗(しんちょく)や農家らの努力が形になっている」とした。

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