http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160405_11019.html
東京電力福島第1原発事故で、宮城県白石市南部にある小中学校の通学路5カ所で空間放射線量が除染の目安となる毎時0.23マイクロシーベルトを超えていることが分かり、市は本年度、除染に着手する方針を固めた。環境省などと細部を詰めた上で、全額を国費で予算化し事業化する。通学路の除染が終われば、市の除染実施計画は完了する見通し。
市によると、昨年10月の調査で越河地区4カ所、斎川地区1カ所で毎時0.23マイクロシーベルトを超えた。最高は毎時0.45マイクロシーベルト。該当する小中学校に確認したところ、登下校で5カ所を通る児童生徒は十数人という。
除染対象となる通学路の距離は合わせて約700メートル。原発事故から5年が過ぎ、路面の高圧洗浄では効果が低いことから、路肩の土砂や側溝の堆積物を除去したり、天地返ししたりする方法を検討している。
2013年7月の調査では、市内の通学路約1270カ所のうち、毎時0.23マイクロシーベルト超は約330カ所あり、最高は毎時0.90マイクロシーベルトだった。
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