2016/05/10

被災し閉校前にタケノコ掘り遠足を思い出に/宮城

2016年5月10日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201605/20160509_13058.html

東日本大震災で被災し、来春に仙台市六郷小(若林区)に統合される同市東六郷小の全校児童8人が2日、宮城県丸森町耕野でタケノコ掘りを体験した=写真=。

「閉校前に思い出になる全校遠足を」とタケノコ収穫を楽しむとともに、環境学習の観点から東京電力福島第1原発事故による放射能汚染について学んだ。児童たちは手にくわを持ち、直売所「いなか道の駅やしまや」を経営する八島哲郎さん(54)の竹林でタケノコを掘った。お昼にはタケノコご飯やタケノコカレーを味わった。

八島さんは「風評被害はまだ根強いがタケノコの出荷が再開されたときに客が待っていてくれたのがうれしかった」と原発事故の影響を語った。6年の佐藤優志君(11)は「最初は難しかったけど、こつを覚えてうまく掘れるようになった。カレーもタケノコが甘くおいしかった」と話した。


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